チームの空気を知る方法
前回、組織が崩れ始める前兆について書きました。
負のループが始まる前に、テコ入れするべきは、
チームの空気
チームの雰囲気
だと言いましたが…
そんな簡単に変わったら苦労しないですし
数字的な話でもないですし、超感覚的な話ですよね。
よく聞くのは1on1面談であったり、組織サーベイや社内アンケートといった方法があります。
日本人は他人に自分の意見を知られることを恐れる傾向もありますから、個人にアプローチするのはとても有効です。
昭和の世代がしていたこと
今ではナンセンスだと思う人がいるでしょうが、過去に行っていた調査法は、
・喫煙所での会話
・飲み会の会話
が、チームの空気感や内情を知る時間になっていました。
時間外をなるべくプライベートにあてる現代の空気に押し流されて、機会は減ってきていますし、社員の健康を推し進めたい私の立場からしても、べた褒めはできないんですが、
共通していることは、「リラックス状態にあること」です。
個人調査は時間もお金もかかる
先ほどの1on1面談なんかは、リーダーが適切な質問ができたり、雑談する能力がある人であればいいのですが、心理的安全性への配慮ができていなかったり、コミュニケーションしにくい相手だった場合はうまく機能しないこともあります。時間もそれなりにかかりますね。
ただ、意図を汲んだ1on1であればかなり効果的です。
組織サーベイや社内アンケートは、費用がかかったり、労力もかかりますね。
データと向き合うことはできますが、肌感としてとらえられるかどうかは、データを解釈している人の能力次第とも言えるでしょう。
なかなか現実的ではない経営状態のところもあるでしょう。
むしろそういう会社こそ、チームの空気を分析するところをおろそかにすると、人材が不足すると致命的な機能不全を起こしかねません。
だったらコーヒー、のみませんか?
いやまぁ、コーヒーじゃなくてもいいんですけどね。
コーヒーブレイクの時間を、チーム全員が一斉にとるのはどうでしょうか。
可能であれば、職場のデスクとは離れた場所にリラックススペースがあるといいですね。
気まずい…
真っ先にそう思うのであれば、空気改善の余地ありです。
空気感がいいチームであれば、気兼ねなくコーヒータイムを楽しめるのではないでしょうか。
むしろ、アイディアが更に出てくる場になるかもしれません。
お酒やたばこに頼らずとも、リラックス空間を作ればいいんです。
幸福度が高いフィンランドは、ランチタイムは素早く終わらせ、コーヒータイムをしっかりとる文化が根付いています。
仕事中にコーヒー休憩を設ける事が労働者の権利として法律化されているからなんです。
だいたい10~15分程度のようですよ。
その時の空気感を見れば、チームの状況はわかりやすいのではないでしょうか。
「おっ!いいね!自社でもやってみよう!」
そう思われた方は、空気をリードできる人を配置しましょう。
空気をリード???
と思われる方は、ご相談ください。
ケースに合わせたご提案させて頂きます。
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離職防止コンサルタント
株式会社TAYORI 奥野実羽心
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