組織が崩れ始める前兆

そもそも、そんなに簡単に組織って崩壊しないんですが、実際、崩壊に近いほどの負のループを生むことがあります。

もうそうなると、立て直すのが精いっぱいで、生産性や効率には当分目をつむらないといけなくなる事もしばしば。

マネジメントという視点で考えていない職場で働いた経験がある私も、同じ状況に遭遇したことがあります。

それは

戦力になっていた人間がポロポロと辞めていったとき。

もうこれは、だいぶ末期の症状になって出てくる現象です。

早めにテコ入れしていないと、起きうる現象なんです。

目次

なぜチームに負のループが生まれるのか

仕事はそもそも、受け身の態勢でやる人が大半…

生産性を上げたり、やる気を持って仕事の質を維持できる状態にしたければ、自分事として仕事を捉えることができる、主体性のある人員が居てほしいところでしょう。

ただ、現場の空気が悪くなっている状態が修正されないままでいると、意欲的な人も、そうでない人も、揉め事に巻き込まれたくないので、主体的ではなくなり、他人事にしたくて距離を置いていく…

そうなると、仕事を辞めていなくても、作業効率が落ちたり、ミスが発生しやすくなり、辞職する人が増えていく…

相性は前提によって決められる

「相性が悪かった」というケースももちろんあるけれど、相性というのがまた、そうシンプルでもないのです。

人にはいろんな顔がありますよね。

状況の捉え方次第で、ぶっきらぼうな対応をしたり、とても良い人になったりする。

自分を守るための術だからです。

つまり、環境にある空気とか、雰囲気みたいなものから、身を守らないといけないと思った瞬間に、壁をつくり、攻撃的になり、保守的になりすぎたりしてしまいますよね。

その場の空気が、優しければ、Aさんは穏やかで優しい人かもしれない。
でも、その場の空気がピリピリしていたとしたら、Aさんは寡黙でよそよそしい人かもしれない。
寡黙な人と、雄弁な人では相性があまり良くないことは想像できると思いますが、Aさんが寡黙であろうと選んでいる状況を生んでいるのは、その場の空気ということもあったりするんです。

その場の空気や雰囲気がマネジメントできていないことによって、
早期に空気を修正しないことによって、
負のループを生み出していく。

空気や雰囲気をないがしろにしてはいけない。

自分のチームの管理職がどんな空気や雰囲気を放っているのか、よくよく確認する術が必要ですね。

その術について、次回書きますね。

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この記事を書いた人

奥野 実羽心のアバター 奥野 実羽心 株式会社TAYORI 代表取締役

小さい頃は物語を読むのが大好きで、小学校では毎年図書館貸し出し冊数ランキングNO1だった私。もちろん、毎日沢山読んでいたのは、マンガです(笑)リアルな人とのやりとりのシュミレーションする入り口となったマンガやアニメが未だに大好き。ストレートで看護師と保健師の国家資格を取り、10年現場で働き、急性期から慢性期、療養、終末期と一通り経験し、治療も予防も学びました。こども2人出産後、営業へ転職。上司に「どうしてそんなに反応とれるの?起業したら?外注したげるよ」と言われ、突然の起業。そこから4年で株式会社化。現在個人向けの「思考整理秘書サービス」と企業向けの人事労務コンサルティングを行い、ライフワークとして、地元倉敷の女性起業情報交換会の代表をしている。健康経営について取り組んでいると、結局人事労務の相談に流れ着いたため、最近では健康経営だけではなく、女性活躍、新人教育、管理職コーチング、オンボーディングなどの課題についても対応している。

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